第60回日本神経学会学術大会が大阪で開催されました。

脳神経内科前教授の安東由喜雄先生が，2019年度学会賞を受賞されました。

大会では，シンポジウム｢神経内科専門医基本領域化に何が必要かｰ揺れる専門医制度と基本領域専門医の使命ｰ｣が開催されました。内容の概略は以下のとおりでした。

１）脳神経中は基本領域化を目指すことを機関決定しました。

２）日本以外すべての国で基本領域であること，症候学を核とする独自の診療スタイルなど基本領域であるべき十分な

　　理由があります。

３）超高齢化社会での認知症・脳卒中患者の激増，在宅診療患者の過半が神経疾患であることからも，脳神経内科医の

　　適正配置が急務です。

４）日本神経学会では基本領域を志す以上地域医療に責任を持つことが必須と考えており，そのための活動を開始して

　　います。